私自身まだ入門の域は脱していない気もしますが、意外と好評？の初心者向けチュートリアルシリーズです。 先日の投稿作 <a href="https://www.chichi-pui.com/posts/5c91c7b7-3e84-4699-99f1-38899aae3594/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.chichi-pui.com/posts/5c91c7b7-3e84-4699-99f1-38899aae3594/</a> のメイキングをご紹介します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/139fce4be35a45158267b020fd6dd988/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_2.png" alt="" width="3334" height="1876"> 投稿2枚目、こちらがそもそも最初に出力された画像でした。左2人の女の子が学生帽を被っており、右の女の子は狐耳になってしまっています。また、左下に謎の黄色い線が入っています。 女の子の絵はこのままでも可愛いとは思いますが、この帽子や耳・黄色線を取り外してみましょう。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/0efb28dbe6734540b7b3a2202b79f1bc/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_3.png" alt="" width="3334" height="1876"> 投稿3枚目、まずは黄色線をおおざっぱに除去します。Photoshopで黄色線のまわりを自由選択し、Deleteキーで削除して「コンテンツに応じる」を実行します。すると、投稿4枚目のように周囲の画像を取り込みながらなんとなく黄色い線だけが消えた状態になります。ディティールは変ですが、i2iに与えるにはこれで充分です。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/feded821118f4f0d9f8ac2cd3ae66fe5/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_4.png" alt="" width="3334" height="1022"> ちなみに、Photoshopが無い場合、無料のペイントツールを使い、ブラシやペンで周囲の色を拾って適当に塗って消すだけでもOKと思います。 ただ、Photoshopの「コンテンツに応じる」削除機能は非常に強力で、特に余計なものを削除したいケースが多いAIイラストの調整にはパワーを発揮しますので、お試しで使ってみることをおすすめします。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/3f2157451bea41d180a8419ca67c9bfe/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_5.png" alt="" width="3334" height="1580"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/55f22bb92d94482fb5b1e42a3574984f/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_6.png" alt="" width="3334" height="2368"> 投稿5枚目と6枚目、続いて帽子と狐耳の除去です。こちらはブラシツールとスポイトツールを使い、周囲の色を拾って髪や雲を再現します。 このくらい適当な塗りつぶしで大丈夫です。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/a8a9f34d9f70425fb14eb106b5e8007d/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_7.png" alt="" width="3334" height="1876"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/6087e3aed3d049c8a38d3a22aecac0f7/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_8.png" alt="" width="3334" height="2034"> 以上の作業が完了すると投稿7枚目のような元絵になりますので、投稿8枚目のようにinpaintに読み込ませ、今回修正した部分をマスク。元画像と同じプロンプト・パラメータをセットし、ノイズ除去強度は0.5で出力します。 このとき、ノイズ除去強度を強くすると、AIが元の絵（帽子や狐耳、黄色線）を復元しようとしてしまいますので、0.5（どんなに強く直したい場合でも上限0.6）よりは上げないようにします。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/08f4fbc0d8e44541aa6ded6542bebe5a/%E4%BD%99%E8%A8%88%E3%81%AA%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%99%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_9.png" alt="" width="3334" height="1876"> 投稿した作例（9枚目）の場合、inpaintを1回行っただけで充分な出来となりました。 このくらいの修正であればこのように割と簡単にできますので、少し気に入らない部分がある…という結果でも、わざわざ全体を出力しなおさず、inpaintでの修正に挑戦してみてください。

テクニック

余計なオブジェクト除去チュートリアル

2023年3月に入門しました。よろしくお願いします。
黒髪ショートのオリジナルキャラ「ほたる」ちゃんと一緒にAI修行中です。えっちなのもやってます。
練習や研究目的の投稿であっても、なるべくショートストーリーを付けて楽しめる絵にしたいと考えています。
シチュエーション重視の作品の場合、出力そのままではなくi2iやレタッチ・複数モデル合成など弄っているものが多いです。

十条 蛍

うちの子・ほたるちゃんの連休中デートシーンをいくつか。今回はそのメイキングです。 <h3>投稿元</h3>
<div class="bcard-wrapper"><div class="bcard-favicon" style="background-image: url(https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/)"></div><div class="bcard-site"><a href="https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/" rel="nofollow" target="_blank">chichi-pui（ちちぷい）| AIイラスト・AIフォト・AIグラビア専用の投稿サイト</a></div><div class="bcard-url"><a href="https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/" rel="nofollow" target="_blank">https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/</a></div><div class="bcard-title"><a href="https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/" rel="nofollow" target="_blank">i2i Inpaintで眼のイメージ統一化 チュートリアル | chichi-pui（ちちぷい）AIイラスト専用の投稿サイト</a></div><div class="bcard-description">うちの子・ほたるちゃんの連休中デートシーンをいくつか。今回はそのメイキングです。

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これまで顔や制服のLoRAを作ることで「うちの子」のイメージ統一を図ってきましたが、眼については瞳の色やハイライトの入り方・瞳孔といった質感の部分で毎回微妙に違うものが出てきてしまい、統一するのは難しいものです。

そこで普段、私がimg2img Inpaintを使って眼の質感を統一している手順をご紹介します。
初心者向け解説ですので、人気術士の皆さんには釈迦に説法かもしれませんが、いくつかある手法のひとつということでご覧ください。
昨日R18にアップした作例もこの手順で眼を統一しています。

Automatic1111 WebUIを日本語化した環境を使用しています。
まず、「この眼の質感で揃えたい」という基準になる出力画像をひとつ決めます。
次に、いろいろ出力した画像から眼を揃えたいターゲット画像を選定します。今回は4枚選びました。データモデルを変えたり、服装や背景の種類が変わると、顔や眼の質感も変わってしまいやすくなりますので、この手法による雰囲気統一の効果が大きくなります。
あとは以下の手順で作業していきます。

①
基準画像を「PNG内の情報を表示」に読み込ませます。

②
「inpaintに転送」を実行します。inpaint画面に基準画像が転送され、プロンプトやパラメータ、シードなどがセットされます。
また、データモデルやVAEも基準画像を出力したときのものを選択しておきます。

③
inpaint対象画像を、眼を描き替えたい画像に変更します。
このとき、変更するのは画像だけです。プロンプトやシード値、パラメータ類は変更しません。（ノイズ除去強度だけは必要に応じて変更します）
プロンプトと対象画像のシチュエーションなどが違ってしまっても、眼の描き替えだけなら問題はありません。

④
inpaintのマスクペンを使い、眼の黒目部分だけを塗りつぶし（マスク）します。
このとき、ペンタブレットなどでうまく操作できるなら別ですが、マウスのドラッグでやるとはみ出しやすいので、クリックだけでぽちぽちと塗っていくのがよいでしょう。
ペンサイズは瞳のサイズに対して半分くらいと小さめにし、ブラウザ表示倍率を上げて画像を大きく表示しておくと作業しやすいです。
掲載画像例ではペン色も赤に変えて見やすくしています。

マスクできたら「生成」を押して画像を生成し、結果を確認します。ノイズ除去強度をいくつか変更し、比較して良いものを選ぶのがよいです。
今回の出力結果も、ノイズ除去強度は0.25・0.5・0.75の3パターンを出して選びました。0.75の結果が良好となることが多いですが、画像によっては0.25や0.5のほうが基準の印象に近くなることもあります。

なお、ノイズ除去強度の変更だけではどうしてもイメージが合わないということもたまにありますので、その場合はシード値も変えていろいろなバリエーションを出してみてください。いつかイメージに近いものが出てくるかと思います。

いかがでしたでしょうか。眼の質感というのは女の子のイラストの中でも印象が特に強いポイントであり、これを近づけるだけでもだいぶ画像ごとの世界観を共通化することができるようになるかと思います。
このあたりの基本はAIイラストでも手描きCGでも変わりませんね。

ちなみに、眼だけではなく顔の内側全体をマスクすると、若干顔つきが違う絵が出てしまった場合に顔全体を基準画像に近いイメージで描き直すこともできます。マスクするのは眼・鼻・口と肌色部分（輪郭線より内側）のみとして、髪の毛はできるだけ含めないようにすると成功しやすいです。（輪郭線より外をマスクすると、背景とうまく混ざってくれないことがあります）
こちらをやる場合は、ノイズ除去強度は最大でも0.6程度、通常は0.4～0.5あたりにしておくのがポイントです。これを超えると顔のパーツの描画位置が大きくズレた変な絵になってしまうことが多いです。 女の子 オリジナル 黒髪 制服 水着 うちの子 ビキニ ショートカット AI教科書 私服</div><a href="https://www.chichi-pui.com/posts/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/" rel="nofollow" target="_blank"><div class="bcard-img" style="background-image: url(https://chichi-pui.imgix.net/uploads/post_images/e3319541-bdbf-4dda-81a2-36222a61610f/4ef57dfd-dc14-429d-987b-0c5ca0c64975_1200x.jpeg?auto=format&lossless=0)"></div></a></div>
 
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 これまで顔や制服のLoRAを作ることで「うちの子」のイメージ統一を図ってきましたが、眼については瞳の色やハイライトの入り方・瞳孔といった質感の部分で毎回微妙に違うものが出てきてしまい、統一するのは難しいものです。 そこで普段、私がimg2img Inpaintを使って眼の質感を統一している手順をご紹介します。 初心者向け解説ですので、人気術士の皆さんには釈迦に説法かもしれませんが、いくつかある手法のひとつということでご覧ください。 昨日R18にアップした作例もこの手順で眼を統一しています。 Automatic1111 WebUIを日本語化した環境を使用しています。 まず、「この眼の質感で揃えたい」という基準になる出力画像をひとつ決めます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/80517d02b4284bf1befc96d2a9c1cbd7/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_2.png" alt="" width="430" height="645"> 次に、いろいろ出力した画像から眼を揃えたいターゲット画像を選定します。今回は4枚選びました。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/4600148f4a9b40e58d6cc2e4b64dd9cd/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_3.png" alt="" width="429" height="648"> データモデルを変えたり、服装や背景の種類が変わると、顔や眼の質感も変わってしまいやすくなりますので、この手法による雰囲気統一の効果が大きくなります。 あとは以下の手順で作業していきます。 <h2 id="he42859d8be">①眼の質感の基準としたい画像の情報を表示</h2><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/d386c0751ea44d94a768d1afa94c38d4/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_4.png" alt="" width="713" height="455"> 基準画像を「PNG内の情報を表示」に読み込ませます。 <h2 id="hdecb28c333">②「inpaintに転送」を実行</h2><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/de9a44105bf245daaec941da4c3bc498/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_5.png" alt="" width="712" height="393"> 「inpaintに転送」を実行します。inpaint画面に基準画像が転送され、プロンプトやパラメータ、シードなどがセットされます。 また、データモデルやVAEも基準画像を出力したときのものを選択しておきます。 <h2 id="h7dc1faccde">③眼を描き替えたい画像を開く</h2><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/e3ae9bcf70d3416f83a10ba72cd0ff68/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_6.png" alt="" width="714" height="392"> inpaint対象画像を、眼を描き替えたい画像に変更します。 このとき、変更するのは画像だけです。プロンプトやシード値、パラメータ類は変更しません。（ノイズ除去強度だけは必要に応じて変更します） プロンプトと対象画像のシチュエーションなどが違ってしまっても、眼の描き替えだけなら問題はありません。 <h2 id="h57283aba05">④瞳（黒目）の部分だけをマスクする</h2><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/b704d28bd27a46b58aa9fd2adc7143cf/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_7.png" alt="" width="715" height="397"> inpaintのマスクペンを使い、眼の黒目部分だけを塗りつぶし（マスク）します。 このとき、ペンタブレットなどでうまく操作できるなら別ですが、マウスのドラッグでやるとはみ出しやすいので、クリックだけでぽちぽちと塗っていくのがよいでしょう。 ペンサイズは瞳のサイズに対して半分くらいと小さめにし、ブラウザ表示倍率を上げて画像を大きく表示しておくと作業しやすいです。 掲載画像例ではペン色も赤に変えて見やすくしています。 マスクできたら「生成」を押して画像を生成し、結果を確認します。ノイズ除去強度をいくつか変更し、比較して良いものを選ぶのがよいです。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/2e9fbc06288f46f5af7da99fe803b90a/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_8.png" alt="" width="715" height="531"> 今回の出力結果も、ノイズ除去強度は0.25・0.5・0.75の3パターンを出して選びました。0.75の結果が良好となることが多いですが、画像によっては0.25や0.5のほうが基準の印象に近くなることもあります。 なお、ノイズ除去強度の変更だけではどうしてもイメージが合わないということもたまにありますので、その場合はシード値も変えていろいろなバリエーションを出してみてください。いつかイメージに近いものが出てくるかと思います。 いかがでしたでしょうか。眼の質感というのは女の子のイラストの中でも印象が特に強いポイントであり、これを近づけるだけでもだいぶ画像ごとの世界観を共通化することができるようになるかと思います。 このあたりの基本はAIイラストでも手描きCGでも変わりませんね。 ちなみに、眼だけではなく顔の内側全体をマスクすると、若干顔つきが違う絵が出てしまった場合に顔全体を基準画像に近いイメージで描き直すこともできます。マスクするのは眼・鼻・口と肌色部分（輪郭線より内側）のみとして、髪の毛はできるだけ含めないようにすると成功しやすいです。（輪郭線より外をマスクすると、背景とうまく混ざってくれないことがあります） こちらをやる場合は、ノイズ除去強度は最大でも0.6程度、通常は0.4～0.5あたりにしておくのがポイントです。これを超えると顔のパーツの描画位置が大きくズレた変な絵になってしまうことが多いです。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/de42eba4e9a0425d904b42c9eca32eaa/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_9.png" alt="" width="430" height="648"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/9a8c8f2899ce460c83a395775896d7cb/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_10.png" alt="" width="431" height="648"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/21b2cf532093489f952a7e94b30ba122/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_11.png" alt="" width="429" height="647"> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/63d008609a3f445d89e22776ceb66f6f/b5f4dafb4c58420cbf3f672af3e83811/i2i%20Inpaint%E3%81%A6%E3%82%99%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_12.png" alt="" width="430" height="648">

眼については瞳の色やハイライトの入り方・瞳孔といった質感の部分を統一する方法をまとめました。

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